「ホンくんチズくんー四十八」
本のホンくんと地図のチズくんは、とある図書館に住んでいる。ホンくんは、たまに借りられて、外出してしまう。チズくんは、話し相手のうちの一人のホンくんがいないとチョット寂しかったりする。そこへ、ホンくんがもどってきた。
ホンくん「ただいま、チズくん。」
チズくん「おかえり、ホンくん。今度はどんなところに行ってきたの?」
ホンくん「納豆を作っているところだったよ。」
チズくん「へえ、ご飯にかけて食べるとおいしいよね。」
ホンくん「そこでは、ゆでた大豆をワラに包んで、昔ながらの作り方で作っていたよ。」
チズくん「ワラに納豆菌がついているっていうことなんだろうね。」
ホンくん「発酵するのを自然に任せるということなんだけれども、一方では、悪くなってしまうことと裏腹の関係があるので、こちらにとって有効なものを選択していくということだね。」
チズくん「最初に食べた人はスゴイよね。多分、におい自体はその人にとって許容範囲だったんだろうね。」
ホンくん「チーズや、くさや、それに味噌もそうかもしれないね。」
チズくん「お酒とかもそうだけども、原料はいろいろだね。」
ホンくん「バナナで作るのを聞いたことがあるよ。それぞれにとって身近なもので試しているっていうことだね。」
チズくん「地酒っていう感じかもね。その場所に行かないと味わえないものってあるよね。」
ホンくん「その地方のお祭りとかで出されるとかね。」
チズくん「ところで、納豆にも、ネバネバの糸を引くものだったり、お菓子の甘納豆とかあるよね。外国にも納豆があって、大豆は乾燥したところや、山の方でも育つので、日本のものとは違ったイメージのものもあるみたいだね。」
ホンくん「ネバネバの納豆は、食べ方としては、カラシとしょう油を入れて混ぜて、それをご飯にかけてってところだね。」
チズくん「ネギやタマゴを加える場合もあるよ。寿司のネタの納豆巻きとかも良く食べるね。」
ホンくん「手巻き寿司でも、納豆が入っているのがあるよね。」
チズくん「食パンにのせてもおいしいよね。和洋折衷だけど。」
ホンくん「グラタンとかピザのトッピングにしてもいいよね。チーズをのせるようなものであれば、同じ発酵食品ということで合うのかもしれない。」
チズくん「あとは、キムチとか、中華、カレーにも合いそうだね。」
ホンくん「いろいろ組み合わせてみると、新しいおいしさが見つかるかもしれないね。」
チズくん「あと、発酵したものといえば、麹があって、つけものなんかに使われているね。カブラ寿司では、魚の切り身を入れたものもあって、各地の特色が出ているね。」
ホンくん「甘酒とかもあるね。お祭りのときとか、カゼをひいたときとか、飲んだりするね。」
チズくん「発酵とは違うけれども、クンセイというのも独特だよね。サクラのチップの煙で香りをつけるけれども、ソーセージとか、チーズとか、イカとかいろいろなものに香りをつけているよね。色も多少濃い目になるよね。」
ホンくん「これは主に酒のつまみとしての食べ方が知られているよね。」
チズくん「つけもので、ぬかみそ漬けというのもあるよね。これは毎日の手入れが大変だから、始めるのはハードルが高そうだね。」
ホンくん「今は、これを手軽にできるように、小分けにしたぬかみそを冷蔵庫で保存して、使う分だけ出して、それに野菜をつけて、少しづつ使いきっていく形にして、毎日の手入れを省いて、やりやすくしたものも出ているようなので、こういうのから始めた方がやりやすいよね。」
チズくん「毎日の手入れがないだけでも、大助かりだね。家を空けることができなくて、旅行に出かけるのもはばかられるというのは困りものだからね。」
ホンくん「昔は、何でも手作りでやっていたわけだし、それようの作業小屋や保存倉庫もあったりしたから、それに比べれば、大分、楽になってきているよね。」
チズくん「今は、よほどこだわりを持っている人でないとやらなくなっているからね。」
ホンくん「そろそろ、閉館の時間が近づいてきたから、この話はこの辺にして、この続きは次の機会にすることにしよう。」
チズくん「そうだね。それを楽しみにしているよ。それじゃ、おやすみなさい。」
ホンくん「おやすみなさい。」
おしまい