「ホンくんチズくんー二十」
本のホンくんと地図のチズくんは、とある図書館に住んでいる。ホンくんは、たまに借りられて、出かけてしまう。チズくんは、話し相手のうちの一人のホンくんがいないとチョット寂しかったりする。そこへ、ホンくんがもどってきた。
ホンくん「ただいま、チズくん。」
チズくん「おかえり、ホンくん。今回はどんなところに行ってきたの?」
ホンくん「お菓子を作っているところだったよ。」
チズくん「へえ。チョコレートとかおいしいよね。」
ホンくん「うん。子供のころ食べた駄菓子とか、今食べると懐かしいよね。」
チズくん「一つ一つは小さいものだから、色々な種類のものが食べられていいよね。」
ホンくん「おもちゃや、シール、それにカードつきのお菓子とかもあったよね。」
チズくん「うん。集めたよね。」
ホンくん「ガムの景品ほしさにたくさん買ったりしたし、おもちゃを缶に詰めたものをもらったりもしたね。」
チズくん「今はガムをかむことは減ってきていて、その代わりにグミを食べる機会が多くなっているよね。」
ホンくん「やわらかいものから、かたいものまで色々あって、味もソーダ味から果汁百パーセントまで何でも選べる感じだね。」
チズくん「ゴミが出ないからいいよね。」
ホンくん「ボクはアメ代わりに食べているよ。」
チズくん「ところで、チョコレートはカカオのパーセントが高いものが出ているよね。」
ホンくん「そうだね。ボクは低めのものがいいかな。」
チズくん「人それぞれの好みがあるからね。」
ホンくん「せんべいの外側についている粉が特に好きな人がいるよね。」
チズくん「どうかすると、その粉だけ売ってくれても、買いたくなりそうだよね。ほかのものにまぶしてみてもおもしろいかもしれないね。」
ホンくん「駄菓子に自分でジャムとか塗って食べるのもおもしろかったからね。」
チズくん「遊びの部分も必要だよね。」
ホンくん「ラーメンタイプのスナックがあるけれども、お湯をかけて食べてみるのもおもしろいよね。」
チズくん「ゼリーやホットケーキ、それにポップコーンを作ったりするのもあったよね。」
ホンくん「ジュースの素というのもあって、よく飲んでいたよね。それに、濃縮した飲み物もあって、水を足して飲んでいたよね。」
チズくん「ラムネはビー玉の入ったビンで飲んでいたよ。」
ホンくん「飲むのに技術が必要だったよね。」
チズくん「暑いときは、かき氷やみぞれ、それにアイスクリームだね。」
ホンくん「かき氷は冷蔵庫の氷を削ってシロップをかけて食べていたよね。」
チズくん「アイスキャンデーを作ることもあったね。」
ホンくん「ソフトクリームはやわらかくて、食べやすかったね。」
チズくん「新幹線のアイスはかたくて苦労したね。」
ホンくん「長持ちはしたね。」
チズくん「ポテトチップスとかは、よく食べたかい?」
ホンくん「最初のころは、ポテトの粉をかためて、焼いたせんべいのようなものだったんだけど、そのうちポテト自体を薄く切ったものを揚げたものが出てきて、それが主流になってきたね。」
チズくん「トウモロコシの粉から作ったスナックもあるよね。膨らませた形のものや、帽子のような形のものとか。」
ホンくん「あとは、ビスケットやクッキーだよね。」
チズくん「昔風のものや、チョコレートやクリーム、それにフルーツやナッツでアレンジしたものとかだよね。」
ホンくん「今は、せんべい類もクリームやナッツをアレンジしたものがあるよね。」
チズくん「昔ながらなものとしては、干芋や干柿、それに羊かんや昆布、あずきによる和菓子とかだよね。お焼きも含まれるかな。」
ホンくん「水につけたまんじゅうもあるよね。」
チズくん「カステラやどら焼きにきんつば、それにういろう、ぼたもち、おはぎもね。」
ホンくん「フルーツの砂糖漬けや干したものもね。」
チズくん「ケーキはショートケーキや小さいサイズのものを数種類組み合わせたものとかを選ぶ場合もあるよね。」
ホンくん「そろそろ閉館時間が近づいてきたね。この話はこの辺にして、後日また続きをすることにしよう。それじゃ、おやすみなさい。」
チズくん「そうだね。おやすみなさい。」
おしまい